ハルパパのリウマチ奮闘記

リウマチ歴10年目、2人の男の子を育てつつ、漢方と食事療法でどこまで治せるかチャレンジ中。過去のリウマチ話や日々の経過、家族との日々を綴っていきます。

お寺参り。

本日は1日中雨が降ったり止んだりでした。気温も23度ほどで涼しいを通り越して、寒いくらいでした。長男は宿題のドリルを渋々こなして、次男はそれを邪魔したくてウズウズしていました。途中何度もドリルに落書きをして、長男に追いかけ回されていました。この次男が1年半後に小学生になるとは到底考えられません。先生からのお叱りの言葉が今から想像できます。

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雨も小降りになった昼前、お義母さんも一緒に弘前市内のお寺参りに向かいました。弘前城の鬼門を守る寺町「禅林街」の一角にあるお寺です。妻のお義父さんやおじいちゃんの位牌が納められています。お義父さんは次男が生まれた年に無くなりました。長男をとても可愛がり、長男もお義父さんに大変懐いていました。亡くなる直前のお義父さんの前で、長男がハッピーバースデーを歌った時のことは今でも忘れられません。一同涙を抑えることができませんでした。早すぎる旅立ちでした。

それ以来、年に2回のお寺参りがかかせなくなりました。お寺参りをするようになって初めて位牌堂という存在を知りました。この慣習は北国に多いようです。冬の間は雪に閉ざされてお墓参りができないことから始まったそうです。お寺の中の小さなお墓ということでしょうか?お義父さん達の位牌堂の上にはブッダの生涯を描いた絵画が飾られています。この寺の和尚さんが描いたそうで、相当な力作です。恐ろしげな場面の絵もあり、初めて来た時は恐れていた次男も、今では木魚をリズムカルに叩く余裕を見せています。

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夕方帰り際には、長男の大好きな温泉「鰐come」に寄りました。ワニがマスコットキャラクターで、露天風呂も広々として観光客や地元の人でいつも賑わっています。「鰐come」のある大鰐町は、かつて温泉とスキーで栄えた歴史のある街ですが、現在財政再建中です。

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名産品には「大鰐温泉もやし」という普通のもやしの倍以上もある長細いもやしです。閉め切った室の中、温泉水のみで育てられます。暖かい温泉水で生育したためか火を通してもシャキシャキ感が失われません。実のところモヤシはあまり好きではありませんが、この「大鰐温泉もやし」は格別です!

これまで妻とばかりお風呂に入っていた次男が、今回は私と長男と一緒に入りたいと言って聞きませんでした。妻は少し寂しそうに女風呂の入り口から見送っていました。長男はすでに全く女風呂には入りませんが、これは1つの成長なのでしょうか?

 

 

2匹の蛍。

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本日は朝から町内の子供向けイベントに行くことになりました。朝の町内放送でマスのつかみ取りのお知らせがあったとお義母さんが教えてくれました。毎年恒例のイベントで、軍手とバケツを用意してお馴染みの公民館前に向かいました。しかし、公民館は改装中で、川の方に回ってみるとマス釣りが行われているものの、マスのつかみ取りの気配はありません。もしやと思い集まっているおじさんに尋ねてみると、今年のつかみ取りは中止で、マス釣りなら誰でもできると教えてもらいました。息子たちは、マス釣りの方が良いと興奮しだしたため、竿を借り餌のぶどう虫を購入しました。マイ竿持参のマス釣り名人に混じって、釣れるか不安でしたが、見事4匹釣ることに成功しました。長男も1匹釣ることができホクホク顔でした。

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午後には、弘前市内の「城北公園交通広場」へ行きました。以前から気になっていたのですが、素朴ながら大満足の内容でした。広場内には踏切や横断歩道など交通ルールを学べる設備があります。その中をゴーカートで走ったり、ミニ電車に乗って廻ることができます。2人とも一時停止に気をつけながらゴーカートを走らせていました。そして、何より楽しかったのがミニSLです。想像以上のスピード感でスリルがあり、線路のつなぎ目を通過する際の振動と音が大変心地よいです。思わず息子たちと3回も乗ってしまいました。

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夕方にはゴロゴロと雷が鳴り、激しく雨が降り始めました。長男は、楽しみにしている花火ができるか心配していましたが、すぐに雨は止みました。おかげでそれまでの蒸し暑さが消え失せ、ヒンヤリとした空気に包まれていました。2人は大おばあちゃんの迎え火に合わせて飛び出して行きました。大おばあちゃんの横で騒がしい蛍が2匹、飛び回っているようでした。

ねぷたまつり。

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さすがは青森、朝は少し寒いくらいで、汗ばむことのない爽やかな目覚めは久しぶりです。田んぼに囲まれた朝の空気は、町に比べて澄んでいるような気がしてとても気持ちが良いです。息子たちは起きるや否や、サンダルを履いて外に飛び出して行きました。この夏の長男の自由研究テーマは、「青森の生き物」です。早くに青森に行くというので、このテーマに決め、私が昔使用していた防水のコンパクトデジカメを持たせました。見つけた生き物を写真に収め、その生き物に対するコメントを書いて、自分だけの青森生き物図鑑を作るというものです。今のところカエルくらいしか見つけていないため、今日はヘビを探すと息巻いていました。帰ってきた長男はヘビを見つけたと興奮気味でしたが、残念ながらすぐに逃げられて写真は撮れなかったそうです。

夕方からは車を30分ほど走らせ、「平川ねぷたまつり」へ向かいました。本番のねぷたの運行前には、弘前市の消防隊による体験会が開かれていました。息子たちは1番の目玉である、ハシゴ車体験に並びました。何と30m級のはしご車を体験できます。初め、お義母さんから聞いたときは、ハシゴ車の説明や運転席に乗れる程度かと思っていましたが、いやいや、ちゃんとハシゴに乗ることができます。間違いなく次男は泣くだろうと思ってニヤニヤとカメラを向けて待ち構えていましたが、意外にも笑顔で戻ってきました。ビルの10階程の高さです。

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そして、辺りも薄暗くなりねぷたに明かりが灯されました。「世界一の扇ねぷた」に明かりが灯った姿は中々の迫力でした。ねぷたはどれもカラフルなが標準だと思っていたので、モノトーンの扇ねぷたは一風変わった良い味わいを出していました。祭囃子も大変威勢が良く、慣れていない息子たちは僅かに気押されしていました。

迎え火。

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長男は先に旅立っていましたが、次男の待ちに待った青森への帰省です。長男も次男も里帰り出産での誕生だったので、文字通り2人にとっても故郷の青森です。

青森に着くまでの次男は、やれやれと感じてしまうことの連続でした。空港までのバス、空港での待ち時間、飛行機の中、どの時もエネルギーを全て私に向けてぶつけてきます。一緒にいるだけでどっと疲れてしまいました。しかし、青森に到着し、迎えに来た長男とお義母さんが呪縛を解いてくれました。私に向いていたエネルギーが一気に長男とお義母さんに切り替わり、私は解放されました。今回妻は仕事のため2日ほど遅れて合流することになっています。申し訳ないですが、それまで2人に犠牲になってもらう他ありません。ただ、子供同士の関心する点は、自分たちのエネルギーをうまく受け流しあっているような、または敢えてぶつけ合って楽しんでいるような。対大人とはやはり解消の仕組みが違うようです。

青森に着いて嬉しいことに、、やはり涼しいです。本日の最高気温30度。気温としては高いのでしょうが、都会特有のムワッとした熱気は無く、風が大変爽やかです。何より日が陰るに連れてドンドン涼しくなって来ます。夜の気温は20度を切って、少し寒いくらいです。妻の実家にはクーラーがない事も頷けます。

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夕方に妻の実家に到着すると妻のおばあちゃん(95歳)が迎え火を焚いていました。私の地元にはない風習だったので、初めは少し驚きました。近所の家々でも普通に行われています。次男との年の差は90歳、長生きしたくなりますね。火をじっと見ることはそうそう無いので、久々にゆっくり見ていると安らぎを感じさせてくれます。狩をしていた時代から人間のDNAに刻まれているのでしょうか。

 

長男よ、君は偉大だ。

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長男が青森に旅立ってからというもの、次男の暴れっぷり・わがままっぷりが目に余るようになってきました。足を引きずる私に全く遠慮が無く、あそこへ連れていけ、散歩に連れてけ、たたかいごっこをしろ、桃が食べたい、恐竜の映画が観たい、誰々と遊びたいなどなど尽きることなく要求を投げつけてきます。さらに声が大きくしゃがれ声で、聞いているだけで疲れてきます。長男がいるときは緩衝材となるのか、私への要求はさほど多くはありません。その分長男の負担が多くなるので可哀想ではありますが、本当に助けられているんだなと実感しました。

しかし、明日からはようやく我々も青森へ出発します。青森にいる長男、おばあちゃん、そして青森の自然が、次男の溢れ出す欲求をいなし、吸収してくれます。気を向ける先が多くあるため、むしろ私には目もくれなくなります。気候も大変涼しく私にとってはひと時のオアシスと化します。青森のお母さんとおばあちゃんには負担をかけてしまいますが、存分に甘えさせて頂きます。さらに青森の温泉が私の血流を良くしてくれるに違いありません。他力本願なお盆になってしまいそうですが、いち早い完全回復に向けて有り難く頂戴しようと思います。

 

旅をさせろ。

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長男が1人先行して、妻の青森の実家へ旅立つことになりました。当初、私と息子たちはお盆に合わせて一緒に行く予定でした。しかし、予約してすぐ、夏休み入りたての頃でした。早々にこちらでの夏休みの退屈さを察したのか、「オラ、先に青森に行きたい!」と言い出しました。私は一瞬ためらいましたが、良い機会かなと思い、すぐにOKを出しました。ほぼ唯一と言ってよい青森行きの航空会社(JAL)に電話をかけ、長男のみ行きの便を変更したいとお願いしました。年齢制限は大丈夫かな?と少し心配しましたが、問題なく変更できました。担当の方から聞いたところ、6歳から1人での登場が可能で、6・7歳は「キッズお出かけサポート」の申し込みが必須だそうです。搭乗当日に羽田の「JALスマイルサポート(70番)」で手続きを。とお願いがあり、電話を切りました。

妻のお母さんには変更前にお願いしていましたが、妻には事後報告となってしまい、1週間もいないなんて寂しい寂しい!と責められました。私は、かわいい子には何ちゃらかんチャラと説得をしましたが、しばらく妻は長男に「そんな早く行くことない。」とか「すぐに飽きる。」などなど余計なことを言って決意を揺らしていました。

そして、そんな小石のような障害を乗り越えて青森へ旅立って行きました。昼の便だったので、空港で昼食を取ろうとかなり早めに向かったのが功を奏しました。まだ、お盆ではないからそこまで混んでいないだろうと踏んでいましたが、やはり夏休みです。手荷物カウンターには長蛇の列ができ、「JALスマイルサポート」も20名ほどの待ちがいました。旅をさせろと言いながらも心配になり、搭乗口まで付いていけるカードをもらいました。青森行きは搭乗はバスで飛行機まで向かうタイプだったので、バス乗り場まで一緒に向かい、あとは大丈夫だねと確認して長男と別れました。私は少し手持ち無沙汰で家に帰りました。

その夜、妻が青森に無事着いた長男とFaceTimeを始めました。長男は到着するやいなやカエルを捕まえリア充っぷりを次男に披露してしまいました。それまで長男の青森行きを気にしていなかった次男ですが、実感が急に湧いたようで、「ズルイズルイ!」と火がついたように泣きわめき出し、1時間以上収まりませんでした。。明日の朝も思い出してきっと暴れます。

焦りは禁物。

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初診から3週間、再び父と漢方内科へ向かいました。片道1時間半という距離は、我々尽きた人間にとっては車といえど大変な道のりです。前回も、また近頃頻発していますが、長時間運転していると後頭部の頭痛がひどくなってきます。。渋滞に精神を消耗されつつも、無事到着し時間ピッタリで診察を受けました。

父と2人一緒に診察室に入り、私から先に診てもらいました。先生に、頂いた生薬のおかげで痛みが緩和されました。と伝え、さらに調子に乗って、これは内臓の状態が改善されたのでしょうか?と尋ねました。先生はいやいやと言うように苦笑いをして、痛みは表面的なものに過ぎず、根元が改善されたとは到底思えません。とバッサリ切られてしまいました。。まぁ、確かに3週間で改善が図られたら苦労しませんね。ただ、今まで中々治らなかった痛みがものの2週間ほどで改善されたので、素直に驚いていました(何だかんだ漢方に即効性は期待していなかったので)。そうは言っても口数の少なそうな先生が、腹診の最中にボソッと「少し良いかな。」と言ったことは聞き逃しませんでした。今回の処方は、私が少し便が緩いと伝えたため、お腹のサポートを強化して生薬を出してくれました。父の方は、まだまだ効果が見られないようだったため、”十全大補湯を2つに分けてそれぞれを強化した漢方”を処方してもらっていました。やはり生薬は面倒くさいと言って、顆粒をもらっていました。

父と一緒に通いだした漢方内科の先生、かなり精通していると見受けられますが、珍しくアレコレと口うるさくありません。父も最初は懸念していたそうです。コレを食べなさい!あれは食べちゃダメ!生活リズムはどうたらこうたら!と食生活や生活スタイルに踏み込んでくるのではないかと。確かにこれまで私が通っていた漢方の先生は、皆さん細かな制限を掛けてきました。私は自分の体調が悪いだけに素直に従ってはいましたが、この制限に耐えきれず漢方を断念する方も多いのではないでしょうか?かく言う父も、顆粒をお湯に溶いて飲むことさえ面倒だと言います。あまりに何も言わないため、今回私の方から食事や生活で気をつけることは?と聞いてしまいました。返事は、世間一般で良いとされる食事・生活をしていれば問題ないですよ。と穏やかな顔で言うだけでした。漢方は続けることが大事で、あまり無理はさせないようにしているのでしょうか?